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少年運動双六(1907)

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『少年界』第6巻第1号附録(明治40年1月発行)。笠間酔雨/案、宮川春汀、田代古崕/合作

 

スポーツ双六からみる社会・世相① ~銃声一発! 西洋からスポーツの伝来~

お正月の遊びの一つに「双六」があります。日本では、江戸時代に木版技術の進歩によって発達し、明治時代になると、当時の流行や世相を反映したさまざまなものがみられるようになり、児童雑誌の新年号の付録として欠かせないものになりました。

  スポーツをテーマにした双六から、スポーツ界の今昔世界を見てみます。 

  『少年運動双六』(1907)は近代スポーツが外国人教師、留学からの帰国者らによって日本ヘと紹介され、大学を中心にして花開き、大衆にも浸透していった日本スポーツ界の黎明期のものです。

右下「振出し」のスターターがライフル銃を構えている「競走」から、中央「上り」の「ボートレース」まで、「提灯競走」「俵運び」のような生活に根差したものから、ヨーロッパの遊びで1904年セントルイス五輪でも実施された「樽抜け」、今日でもおなじみの競技でも「撃剣」(剣道)、「棒飛」などと名称が異なり、和洋折衷です。

服装を見ると和服、洋装の運動着姿が入り混じり、「柔道」は短袖短袴で畳は無く、板間で投げられています。用具でも「フートボール」のサッカーは、足元をよく見ると草履で蹴っていますし、「木馬」は文字通りの木の馬です。

 

 

 

 

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