くすり広告(絵はがき) サロメチール
(絵はがき)
日本において近代スキーが定着し始めるきっかけとなったのは、1911(明治44)年、新潟県高田(現・上越市)でオーストリア人のレルヒ少佐が陸軍軍人に指導したことでした。レルヒが伝えたのは杖1本でスピードをセーブし、低速で安全確実にどんな斜面でも滑り降りる技術でした。
1930(昭和5)年、オーストリア人のハンネス・シュナイダーが来日、各地で指導したことにより日本のスキー技術は飛躍的に発展しました。雪上の移動手段から、急斜面でも安定して滑り降りることのできるスポーツへと進化を遂げたのです。
この絵はがきは「サロメ―チール」の販売促進用でスキー場などで配れたと思われます。
サロメチールは1921(大正10)年に田邊元三郎商店(現田辺三菱製薬)から発売されています。1933(昭和8年)には、雑誌にてランニングや剣道、野球などのスポーツ疲労への効能を宣伝しています。1937(昭和12)年、後楽園球場が開設されると外野席に初のフェンス広告を掲示、一層のスポーツ愛好者での利用をうながしました。
絵はがきの発行年は不明ですが、表面(宛先・住所)の様式から、1918(大正7)年から昭和7(1932)年の期間に発行されたと推定されます。
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