絵はがき 海外事情

日本サーフィン発祥の地は2020オリンピック会場???

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日本におけるサーフィンは1960年代、神奈川県の湘南や千葉県の外房で米国人らが伝えたのが先駆けとされています。
それより四半世紀以上前、波乗りをしている子どもたちです。
大正7(1918)年~昭和7(1932)年に発行された、絵はがきです
千葉県大原海水浴場(現在のいすみ市大原)で撮影されたもので、中央には細長い板を持つ子ども、その向こうにはボディボードのように波のりをする子どもたちの姿が見えます。
大原は2020年東京オリンピックのサーフィン競技の会場である千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸とは直線距離にして10kmしか離れていません。
『東京新聞』2015年11月25日「こちら特報部」には、日本最古の波乗りの記録が掲載されていますので、引用します。
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 日本最古の波乗りの記録は1821年。山形県酒田市の俳人、独楽庵寛理が山形県の湯野浜温泉を訪れた際に記した「湯野浜温泉湯治紀行に記されている。
 「12、13歳ぐらいの子供たちが10人ばかり、手に手に船の板を持って荒波の中へ飛び込んで、沖へ沖へと乗り出していく。7町(約760メートル)ばかりも沖へ出たかと思うと、今度は岸に向かって戻ってくる。その速いことは矢のようである」
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